旅の思い出 Trader Joe’sのエコバッグ [バッグ] #2
引越をして物の多さが嫌になった。特に大量のバッグ。クローゼットにも入りきらないので「これはなんとかしないと……」と思いながら、片付けの合間にスマホを手にソファに寝転んだところ、なんとなく開けたトコペディアで、目に留まったバッグをポチ、ポチ、としてしまった。カゴに入れただけでなく、さっさと決済まで。自分で自分が信じられず、友達に「なんで私はバッグを買ってしまうんだろう??」と聞いたら、「それは、こっちが聞きたいわ」と言われた。
新たに買ったのはTrader Joe’sのバッグ2つ。Trader Joe’sの名前を初めて知ったのは、シンガポールから遊びに来た友達が、おしゃれなエコバッグを使っているのを見た時だ。「アメリカのスーパーのバッグ。その地域の限定デザインなんだ」と聞いた。マチがあってたっぷり入るし、アメリカっぽいデザインが独特。その土地のお土産にもなるしいいなぁ、と思った。
その後、米国に留学していたNさんより、ワシントンDC限定のTrader Joe’sエコバッグをお土産にいただいた。おお、これがそうか!と大事にしていたが、行ったことも接点もない「ワシントンDCを表すデザイン」には、あまりピンと来なかった。
今回ポチったのは、「北カリフォルニア」限定デザインのエコバッグ。サンフランシスコの金門橋(ゴールデン・ゲート・ブリッジ)、帆掛け船にレトロな飛行機、カニ、大きな羽の生えたハート、「I LEFT MY HEART IN TRADER JOE’S」の文字、右側にはブドウ。このデザインにぐっと来てしまったのだ。
なぜぐっと来たかと言うと、高校生の時にサンフランシスコとロサンゼルスへ行き、サンフラシスコがとても気に入ったのだ。もちろん金門橋へも観光に行き、「フィッシャーマンズ・ワーフでカニを食べました」というTシャツを「いいなぁ、欲しいなぁ」と眺めていた(高かったので買わなかった)。ホームステイ先のホストファミリーに名門カリフォルニア大学バークレー校(UCB)へ連れて行ってもらい、そのキャンパスにも心引かれた。「将来はUCBに留学する! アメリカに住む!」というのが、大きなあこがれ、夢になった。
さて、そのはずだったのだが、フィリピンへ行き、インドネシアで長く暮らすことになり、アメリカは遠い世界になった。このバッグを見ると、そういう、高校生の時に行ったアメリカ、あこがれと夢を思い出すのだ。I LEFT MY HEART IN SAN FRANCISCO. 単なる懐かしさと感傷なのだが、バッグとしてそれらを抱えているぐらい、いいじゃない?と思うのだ。
そしてもう一つ、これもたまらず買ったのは、キャンバス地のサーディン・バッグ! 色はさわやかなトルコブルー、サーディン缶の後ろにはオリーブの枝が置かれている。アメリカのバッグなのだが、これは私にとっては「ザ・ポルトガル」。母と一緒に行った、楽しかったポルトガル旅行を思い出す。おいしかったサルディニャス(イワシ)の塩焼き、ナザレの海の青、街中にあふれているタイルのブルー。灼熱の日が暮れて待望の夕食には、パンとオリーブの実がオードブルとして出された。おいしかったなぁ。お土産にはもちろん、たくさんの魚の缶詰を買った。
バッグの表はサーディン缶、裏にはたくさんの魚!! これは、ねこ好きとしても見逃せない(うちのねこは毎日、魚を食べている)。トートバッグは縦長が多いが、これは横長、というのも使いやすそうだ。書道の道具入れとか? しかし、まだもったいなくて使えず、ただ飾って眺めている。
Trader Joe’s(トコペディアで購入)
①北カリフォルニア限定のエコバッグ
10万3607ルピア
良い所
・明るくポップなデザイン
・マチがある
・丈夫
悪い所
・あまり使う場面がない
②サーディン柄のコットン生地エコバッグ
29万807ルピア
良い所
・赤い柄がかわいい
・横長
悪い所
・ファスナーがない
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