ねことコーヒーと金魚のファンタジー [バッグ] #7

ねことコーヒーと金魚のファンタジー [バッグ] #7

 相変わらずバッグを買い続けている。病気なのではないかと思う。

 インドネシア・ブランド「Sackai」のショルダーを買った時、どちらにするか、思い切って両方買うか……と迷ったバッグがあった。なんとか自制し、その時に必要だったショルダーを買ったのだが、その後もずっと気になっていた。実はオンラインで買った別のバッグが見るなり「ダメ」で(写真では質感と大きさがいまひとつわからないので注意しましょう)、こちらのバッグ衝動買いへのスイッチが押された。

夜の情景のような、黒地に黄色の絵。思ったほど派手ではない
夜の情景のような、黒地に黄色の絵。思ったほど派手ではない

 衝動買いするほど気に入った理由は、なんともメルヘンチックな、ファンタジーな柄。工場やビルから立ち上る煙、雲から落ちる雨粒、下へ降りていく階段、水路(?)、魚、鳥、電球、家と電線など、ぐっとくる要素が満載だ。「水の循環」を表しているような、なんとも不思議な絵で、まさにファンタジー。ぽつんと置かれた椅子や大きな流れ星もいい。

 そして決定的だったのが、道に並んでいる4匹のねこ! 前回購入したショルダーのポイントは、隅にいる黒ねこ1匹だったが、こちらは、ねこ4匹。大きさやポーズの違う、このねこたちのかわいさにやられた。

 ねこに加えて、湯気を立てているコーヒーカップ(「No Coffee No Life」なぐらいコーヒー好き)、金魚鉢の金魚(ツイッターのアイコンを金魚にしている)と、「私」を表す要素が偶然にもこんなに詰まっている。

ここがポイントなのです! ねこ4匹とコーヒーカップ、流れ星の上に金魚
ここが最大のポイント! ねこ4匹とコーヒーカップ、流れ星の上に金魚

 ほぼ「かわいさ」だけで買ったのだが、「機能性」としてもいけるのではないか、と思った。トートにもリュックにもなる持ち手。内側にはパソコン入れと内ポケット、外側には、大きくて使いやすいポケット付き。普段は「パソコン用リュック」と「ショルダー」の2個持ちなのだが、2個持ちは面倒なので「1個にまとめたい」という願望があった。これだけ外ポケットが大きければ、すぐ取り出したい物を外ポケットに入れて、ショルダーなしでもいけそう、と踏んだ。

パソコン入れ(手前)と内ポケット2つ
内側は、パソコン入れ(手前)とポケット2つ(奥)
外側にあるファスナー付きのポケットは、深くて大きい
外側にあるポケットはファスナー付きの上、深くて大きい

 届いたバッグに、ワクワクとして物を詰めてみる。パソコン、スマホ用のパワーバンク、ノート、手帳、小型カメラ、タンブラー2つ、カーディガン、エコバッグ、折りたたみ傘、サニタイザーと虫除け、眼鏡ケース……あれあれ? 意外に入らない。私の荷物が多すぎるのかもしれないが、見かけほど入らないのだ。そして、しっかりした生地なので、バッグ自体が重い。中味が入ると、さらにずっしりと重くなってしまった。やはり「羽のように軽い」がうたい文句の無印リュックを超えられる品はなかなかない……。

 普段の仕事にはこれでは容量が足りないので、「パソコンを持って行かないといけない、ちょっとしたお出かけ用」で「シンプルなリュックではちょっと寂しい場合」と、かなり用途が限定されてしまった。かわいいバッグなので、できるだけ使って見せびらかしたいのだが。

 このバッグのねこは4匹だが、うちにいるねこは5匹。「もう1匹いればいいのになぁ」と思っていたら、なんと、ねこ5匹がいるSackaiバッグを見付けてしまった。その名も「Le Bonheur」(フランス語で「幸せ」)。しかし、「ねこがいるから」という理由で買っていてはキリがないので、なんとか衝動買いを抑えている。

大きさ(ねこ比)

良い所
・柄がかわいい
・外ポケットが大きい

悪い所
・重い
・あまり容量が入らない
・「リュックにもトートにもなる」持ち手が案外、使いにくい

SACKAI
Convertible Trigopack – The Storylines

69万ルピア
※トコペディアの値段。SACKAIウェブサイトでは68万ルピア。送料別

https://www.tokopedia.com/sackaibags/convertible-trigopack-the-storylines-yellow-black?extParam=src%3Dshop%26whid%3D8613805&aff_unique_id=&channel=others&chain_key=

https://www.sackai.com/product/convertible-trigopack-the-storylines