[バッグ] #3 列車の車窓に映える、乗り物柄のバティック・バッグ

[バッグ] #3 列車の車窓に映える、乗り物柄のバティック・バッグ

 旅行の時のバッグは難しい。着替えや洗面用具などはリュックに入れるとして、問題はサイドバッグだ。貴重品、カメラ、ノート、水のボトル、トイレットペーパーやウェットティッシュ、手の消毒スプレー、マスク、虫除け、眼鏡ケース、お菓子など、手元にあってほしい物を集めると結構な量になる。ぐちゃぐちゃにならないように、小分けや分類も必須だ。

 あれこれ試した結果、その「旅行用バッグ」として定番になってきているのが、このバティック・バッグ。布製で軽く、物がたっぷり入る大きさ。中には、大・小・ファスナー付きのポケットが3つ、ペン入れ2つ! 口はファスナー付きで、大雑把ながらも閉められる。短めの持ち手は、肩に掛けた時にバッグが脇にぴったり収まる。

トートバッグと違って、底とマチがあってたっぷり入るし、自立するのがポイント
トートバッグと違って、底とマチがあってたっぷり入り、かつ、自立するのがポイント
ファスナー付き
ファスナー付き
中にはポケットがたくさん
中にはポケットがたくさん
柄は乗り物シリーズ

 両面のバティックは、チレボンのアリリ工房作の手描き。ワワンさんの趣味全開の、レトロな自転車、ベスパ、バス、船などが描かれた「乗り物シリーズ」。そして実は、バッグの元になったのは、賀集由美子さん作のバティック・バッグだ。

 賀集さんが友人に服の縫製を頼まれた際、余ったバティック布で、服とお揃いのバッグを作ってプレゼントした。アリさんがそのバッグを見て、「これいいね。貸してくれる?」。そして、そのバッグをコピーして、スタジオ・パチェの元縫製職人であるアヨさんに作ってもらったのが、これ。つまり、元が賀集さん作なので、使い勝手が考え抜かれており、市販の物とは段違いに使いやすいのだ。

 賀集さんの作ったバッグは、口を紐で絞る巾着タイプだった。アリさんは、1つを巾着タイプ、もう1つをファスナーに変えた。これは好みだが、私はファスナーの方がさっと開け閉めできて使いやすいので、ファスナーの方にした。

こちらは口が巾着タイプのバッグ
こちらは、口が巾着タイプのバッグ
バティック模様にキルティング
巾着タイプの方は、バティック模様を縫って、少し立体的にしてある

 旅行用に「乗り物シリーズ」というのもぴったりだ。どんな服にも合う、派手すぎない色と柄なのも良い。今は、旅行に行く時は迷わず、これ!

ねこが入りました
ねこが入りました

Batik Ariri
バティック・バッグ

良い所
・ファスナー付き
・中にポケット付き
・軽い布製
・大きさが絶妙
・底とマチがあり、自立する
・持ち手の長さが絶妙
・手描きバティックを使用
・「乗り物」柄が面白い

悪い所
・口が完全には閉まらないので、スリに注意
・芯がちょっとボコボコしている
・バティックに少し穴と破れ(弱い?)